ひのさと暮らしLABO 第2回シンポジウム

12月9日、福岡国際会議場で、ひのさと暮らしLABOのシンポジウムを開催しました。本年2月に福岡市のよみうりプラザで「住宅地再生モデルの可能性を探る」をテーマに第1回目のシンポジウムを開催し、1年目の成果や課題を共有し、日の里で行ってきた取り組みをさらに推し進め、地域再生の機運を広げていこうと、トークセッションや基調講演、ワークショップなどを通じて、参加者全員でまちづくりを考えました。そして、今回のテーマは「住み続けたいと思えるまちへ、ひのさと暮らしLABOの挑戦」です。

シンポジウムでは、ひのさと暮らしLABOの具体的な活動報告のほか、宗像市都市再生課の取り組み、そして基調講演として国土交通省都市局まちづくり推進課の平井様には、官民連携によるまちづくりをテーマに、人口減少、高齢化、空き家・空き地の増加、公共施設管理費の増加、コロナ禍を経た生活様式の変化など、多様化複雑化する都市経営の課題に対し、行政主体の運営管理だけでなく、公共と民間の両方の視点からのまちづくりで都市の再生を図っていく重要性についてお話しいただきました。福岡地域戦略推進協議会の神田橋さんからは宗像ならではのオープンイノベーションプラットホームの構築について、NPO法人ドルネモの山内さんとUNIVAの石原さんからは企業の生産能力向上と福祉事業所のエンパワーメントを組み合わせることで多様で柔軟な労働力モデルを構築し、これからの労働供給制約社会を乗り越えるヒントをいただきました。最後に、PPP財団の蔵田さんによる都市再生学会(まちPLAY楽会)の立ち上げと初期会員の募集の話で締めくくっていただきました。

今回使用した福岡国際会議場では、同時に「フードビジョンふくおか」があり、九州の食や酒、茶、観光に関わる方々が来場され、それを取りまとめた福岡地域戦略推進協議会による250名の大交流会も開かれました。ご尽力いただいた神田橋さんには厚くお礼申し上げます。